他県に出向して欲しいという話でしたが、それが滋賀県の彦根市でした。
他県と言っても電車に乗ってしまえば1時間ちょっとの場所、だからそんなに大袈裟な感じはしませんでした。
向こうには社員寮もあるから、そこで生活できるとも言われました。
不動産屋に行って物件探しをしなくても済むし、これは楽だなって感じがして引き受けたのです。
アルバイトに仕事を教えればいいだけだし、何となくサービス出張みたな感じだなんて思っていたんです。
滋賀県にある彦根工場に足を向けるのは今回が初めて、そこに到着して驚いてしまったのがなにもない事でした。
確かにこれ田舎を絵に描いたようなって言葉が当てはまるんじゃないか、そんな場所だったのです。
のどかであることは間違いがないんですが、若干厳しさも感じてしまったのです。
もちろん引き受けた仕事ですから、やらなければなりません。
社員寮に入寮して、そこで新しい生活をスタートさせることになりました。
こちらの工場でもとても順調に仕事が進んで行き、アルバイトに仕事をお教え込むことをやっていたんです。
ほとんどが自分より年上の男性の教育をするといった感じでした。
それも次第に慣れてきたし、新しい工場の人たちとも仲良くなることができてきて順調だなという感じだったのですが、困ったことも発生してきました。
それはオフの過ごし方なんです。
周りになにもない田舎だと言うこともあって、出かける場所もありません。
遊びに行くことができない、だから社員寮で休日はゴロゴロするって感じだったんです。

これがまた退屈でとっても辛くなってしまっていました。
ここらへんの人って休日をどうやって過ごしているのか?そんなこと気になりだしてしまったんです。